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実はみんなスッキリしたい?

  • 執筆者の写真: sugi220513
    sugi220513
  • 2016年8月23日
  • 読了時間: 3分

自由

白熱したリオオリンピックも終わってしまいましたね。

こんな時は日本が自分の故郷なのだと思い、日本中一致団結した気持ちになりますが、同じ日本でも文化は色々ですね。

私の実家は長崎の五島列島なのですが、毎年帰省すると、別世界にいるようなゆったりとした気分になります。

そして今も昔も田舎は変わらないな~、、、と思いきや、実際は時代と共に色々変わっているよう。

私達がてくてくと長時間歩いていた通学路は今やスクールバスになり、何かお祝い事があれば、自宅に何十人もの人を招き、ご馳走を振舞っていた懐かしい風習も、すっかり無くなってしまいました。

そして残っているのは、昔懐かしい時代を思い出させる、大勢の来客用の食器、座布団、布団など。

でも「田舎の人はそういう物はずっと取って置きたいと思ってるんだろうな~」と思っていました。

、、が、先日、帰省時に義伯母が遊びに来て、家が物でいっぱいで捨てたいけど捨てられないと話し出し、ちょっとびっくり。

(ちなみに義伯母は私が片付けの仕事をしているなんて知りません)

特に布団を何とかしたくて、娘や知り合いに何組もあげたのに、それでも持て余しているのだそう。

終戦直後の物がなかった時代に、やっと手に入れた物だから気持ちの整理ができず困っているそうです。

その話につられ、父も

「昔着ていたスーツをこんな暑い季節じゃなければ子供に手伝ってもらって捨てるのに」って言ってました。

「スーツくらい、すぐ終わるよ、今やろうよ!」と言いたい気持ちでしたが、やめました。

軽く10着は超えるスーツを、ただゴミ袋に入れるだけの作業では済まないだろうから。

着たり脱いだり、これはとっておく等、吟味するのに時間がかかりそうなので、父にはきついだろうな~と。

そして、その吟味するのが面倒で、ついつい置いておくのですね。

置いておくのは良いのですが、母が亡くなって数年後、新たに服を収納する家具やファンシーケースを買ったと聞いた時にはめまいがしそうでした。

( ̄▽ ̄;)

私がついていながら何てこと、、物を減らした方が良いと思うよと、かなり伝えていたつもりだったのですが、

伝え方に問題があったと痛感したのはまだ、この仕事を始める前の事でした。

でも今回、物がなかった時代の人でも、

広い空間のある家に住んでいる人でも、

物を減らしてスッキリしたい気持ちは誰でも持っているのだな~と、ちょっと意外でした。

歳を取ると、使いやすい位置が限られてきたり、手間暇かけて出すのが億劫になったりもするのかも知れません。

捨てることなら何時でもできる!と思いきや、実際には気力、体力共に必要だったりします。

捨てるには心の葛藤があり、

あげる人は簡単には見つからず、

量が多いと売るのも根気のいる作業です。

物を家に入れる時には動物を飼う位の気持ちで、慎重に向き合えたら良いですね。

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