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夢は目標にすれば叶う

  • 執筆者の写真: sugi220513
    sugi220513
  • 2015年10月14日
  • 読了時間: 6分

一途な思い

今日は私の考える夢の叶え方について書いてみたいと思います。

数年前にある番組で「最近の子供達」についての特集がありました。

大人は子供にどう関わっていけば良いのか?みたいな。

その時、あるベテラン芸人さんがこんな事を言っていました。

「時々、夢は絶対叶うよ!なんて大人がいるけど、僕はそれは無責任な発言だと思うんですよ。

夢なんてね…、そうそう叶うもんじゃないんですよ。イチローだって○○だって、才能があるだけじゃなく、ものっすごい!努力してる。

それだけの覚悟が君たちにあるか?って話なんですよ。

だから僕は自分の子供には夢は叶わないという前提で、死ぬほどの努力をする覚悟があるならやったらええ、と言うてるんです。

大人はもっと子供に現実も教えるべきやと思う」と。

う~ん、確かにそうだけど…そうかな~?と個人的には思いました。

何故なら私も高校3年の時に同じ様な事を先生に言われ、無駄に悩んだ記憶があるからです。(受け取る側の考え方次第と言われればそれまでですが)

進路相談にて。

第一希望 美術関係の仕事がしたいので専門学校へ行きたい、と言った私に対し

担任「三度のメシより絵を書くのが好きってくらいじゃないとダメだと思うよ。実際そんな仕事で食べている人はほんの一握りなんだから」

第二希望 編集関係「テレビドラマではカッコ良く描かれているけど、実際は泥臭い徹夜続きの仕事らしいよ」

第三希望 カウンセラー(何で君はこんな変わった仕事ばかり選ぶかね~という表情&コメントなし)

夢や憧れだけでは食べていけないから普通の大学の方が堅いと言われたので、○○関係を強調し「例えば、デザインルームで、お茶出しや雑巾がけでも良いんです」と言ってみたのですが、

「そんな…。君は今若いからそんな風に思うかも知れないけど、大人になったらそんな風には考えられないよ」

厳しく言われた訳でもなく、優しく諭す感じだったのですが、それだけに真実味があり、すっかり自信を失くしてしまいました。

…が、しかし「夢や憧れだけでは食べていけないって、じゃあ、夢や憧れ無しで生きていけるの?ばっかじゃないの?」と思えた事が私の唯一の才能?でした。

ホントに小心者かつ、生意気な子供でしたね。

\(//∇//)\

でも良く考えると、この先生との会話の中で私は何も夢を語っていません。

実はこの芸人さんの言葉に対する違和感って何だろう?と考えるまで気づいていませんでした。

自分が初めから夢にこだわっていなかった事を。

(どうでも良いという事ではなく、過剰な期待はしないとの意味)

成績優秀でも、スポーツ万能でも、明朗活発でも、何か特別なものを持っていた訳でもなかった私は、自分の実力が良く分かっていたのだと思います。

逆に言うと、どんな進路を選んでも失う物は何もない、と言うのが1番の強みだったのです。

「お茶出しでも良い」は本音だったので、そんな希望は、ほぼ叶うはずでした。

なのに少し周りと違う事を目指しただけで、すごい夢を描いているのだろうと思われて、自分までとんでもない夢なのだと錯覚してしまい、美術関係はひっそりと夜間の学校で学ぶ事に進路変更したのでした。

そして、仕事でパース(建物の外観や室内を立体的なにしたもの)を書く事になり、絵の具の付いた筆を洗っている時、「私、夢叶ったじゃん!夜間の学校でも簡単に叶ってるじゃん!先生に騙された~!」と思ったのです。

(でも色んな試行錯誤で成長できていると思うので今は感謝していますよ!)

給与も一人暮らしするには充分な額を頂いていました。

その時はたまたま運が良かったのかな?とも思ったのですが、第二希望の編集関係も子供ができた後、出版社で小論文の添削をする事で文章に関われ、デザインルームで原稿校正の仕事も出来たのです。(派遣ですが)

自主学習は必要でしたが、すごく努力したという自覚もありません。

好きなことなので、努力という感覚にもならないのです。

実はこの小論文添削とデザインルームへの勤務も夢という意識を大きく変えました。

まず、小論文添削に関して私は採用条件を満たしていなかったのですが「これって絶対条件ですか?」と電話したら「絶対という訳ではありません」と言われ採用が決まったのです。

つまり、無理か~と思えば無理となり、可能かも?と思えば可能になるのです。

似たような事は別の仕事でもありました。

そしてデザインルームで校正をしていた時も、デザインの仕事をしていた人が「私も今度校正の仕事に変えて欲しいと交渉してみようと思ってる」と言ったので「せっかくデザインの勉強をしたのに何で?勿体無い!」と言ったら「もうデザインの仕事には疲れたから、気を使わなくて良い仕事がしたい」と。

そして「主にデザインの仕事をしている○○さんはデザインの学校は出てないらしいよ、すっごくデザインに興味があって人の仕事を見ていたら、やってみる?って社長が教えてくれたんだって」と。

「逆に校正をしている○○さんもデザイン学校出身だけど、もうそういう仕事はやり尽くしたって今の仕事に変えてもらったらしいよ」と。

え~!そんな~!私が悩み苦しんだあの高校3年の時期にそんな事を知っていたなら…と思ったのでした。

第三希望のカウンセラーに関しては、今の片付けの仕事でお客様の悩みやご希望などを聞いたり色々な提案ができているので、これも夢叶ったり!の気分です。

こんな風にホームページを作り、ブログを書く事も編集だし、家の中を美しくする事に関われていることは私にとってはインテリアそのものでもあり、美術関係なのです。こじつけではなく。

では、全ての希望が叶っている気がしているのは何故か?

勿論、運もあると思いますが、

多分仕事の本質だけに関われていれば良いと思っているからなのです。

(他は期待しない)

なので○○関係という言い方になってしまっていたのですが、子供の時はそれしか表現の仕様がありませんでした。

多くの人が仕事内容とお金と社会的地位を得ることなどを絡めて、夢とか成功とか言っている気がしますが、例えば、お金持ちになることは、それ自体が大きな1つの目標なのではないでしょうか?

1.好きな仕事で

2.お金持ちになり(これ以上はないとダメとか)

3.評価もされたい

この3つを同時に追いかけることだけが夢ではないですよね。

現実を子供に教える前に、自分や子供が何を1番に欲しているのかを知ることは大切なことだと思います。

(高校生の私でも現実とやらを聞いてショックで当時流行っていた歌のこんな心境になりましたから

お金や評価がついて来ないなら魅力を感じない仕事ならば、元々こだわっているのは仕事内容ではないのかも。

目標を「お金を多く得ること」「評価されること」に切り替えた方が幸せになれるのかも知れません。

立派な家に住む事が夢なら、仕事内容より給料から考えた方が近道ってこともありますね。

なので私が考える夢を叶える方法は、本当に欲しいものを知り、それに集中することだと思います。(関連記事​)

片付けも同じです。

色んな選択肢の中で何を選ぶのか、という事の繰り返しです。

「夢は見ていなかったと言いつつ夢が叶ったってどゆこと?」って思われるかもしれませんが、まとめると、私の夢は○○関係の仕事で、死守したい目標は○○関係の会社への就職(雑用と言われるものでも良い=覚悟)だったのです。

なので仕事で絵の具と筆を使った時点で夢は叶ったのでした。​

だから夢を描くと大変な気がするなら、夢なんて持たなくて良い、希望や目標を設定する方が現実になりやすいと思うのです。

私の言葉では説得力に欠けるかも知れないので最後にイチロー選手の名言で締めますね。

(「一緒にするな」と石が飛んできそうですが…(^^;)

『小さいことを重ねることが、とんでもないところに行くただひとつの道』

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